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    2024年海洋リテラシー世界会議

    プラダ・グループとユネスコIOCが、2024年6月にヴェネツィア市で2日間にわたるイベントを開催。海洋に対する理解を深め、海洋の健全性および持続可能性に関する問題を協議するため、世界の主要な関係者が一堂に会しました。

    海洋リテラシーのためのヴェネツィア宣言

    海洋リテラシー世界会議には、ユネスコ加盟国の代表131名と世界の海洋リテラシー専門家が集結。教育、科学、政治、経済、文化の領域において海洋リテラシーを確立する新たな行動の波を引き起こすことを目的とした共同文書「海洋リテラシーアクションのためのヴェネツィア宣言」の採択を目指しました。

    «地球の未来は、何よりも海の健康にかかっています。だからこそ、若者たちがこのことを知り、行動を起こせるようになることが重要なのです。また、この2日間で作成された文書が、意思決定者の意識を向上させ、海洋保護が国際的な議題の中心となることを期待しています。»

    ロレンツォ・ベルテッリ:プラダ・グループ業務執行役員、および国連海洋科学10年アライアンスのパトロン

    «先日公表されたユネスコの『State of the Ocean Report 2024(海洋環境の現状報告2024年版)』によると、海の温暖化の速度は過去20年間で2倍に増加し、海面水位は20世紀に比べて20cm上昇したことがわかりました。海は窒息状態にあり、私たちに残されている時間はわずかです。»

    ヴィダー・ヘルゲセン:ユネスコ事務局長補兼ユネスコIOC事務局長

    «こうした状況を踏まえ、集団的な行動を取る緊急性を理解するのに役立つ基本的なツールとして、海洋リテラシーの役割は重大なものとなっています。人類と海の関係をより調和のとれた正しい持続可能なものにするために、どのようにしてどこで介入すべきかを明確にすることが優先すべき課題です。»

    フランチェスカ・サントロ:ユネスコIOCシニアプログラムオフィサー

    ルナ・ロッサ プラダ ピレリとユネスコがSea Beyondのために団結

    会議開催期間中、ルナ・ロッサ プラダ ピレリとユネスコは新たなパートナーシップを発表。8月末にバルセロナで開催予定の第37回アメリカズカップの大観衆に、海洋保護のメッセージを普及することを目標に掲げます。

    SEA BEYONDアイデアボックスと、SEA BEYONDerのワークショップを発表

    イベントの一環として、国際的なNGO「国境なき図書館」との協力によって生まれた、初のSEA BEYONDアイデアボックスが発表されました。フィリップ・スタルクがデザインした100平方メートルを超えるこの移動式マルチメディアセンターは、恵まれない地域の子供や若者が教育にアクセスできるよう促進することを目的としています。海をテーマにしたワークショップには、80人を超えるヴェネツィアの子供や若者が参加。SEA BEYONDerによる指導と、国境なき図書館の教育者による支援のもと、アイデアボックスを体験しました。

    ドキュメンタリー『ラグーン幼稚園』の特別上映会

    イベント期間中、SEA BEYONDプロジェクトのひとつである「ラグーン幼稚園」をテーマにしたドキュメンタリーのプレミア上映会が開催され、290人を超える参加者が鑑賞しました。ラグーンの生態系を間近で理解できるよう、未就学児に野外教育を通した学習機会を提供するプロジェクト「ラグーン幼稚園」に参加したヴェネツィアの学校の体験が紹介されました。

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    Ocean Literacy World Conference post release
    Ocean Literacy World Conference
    VENICE DECLARATION FOR OCEAN LITERACY IN ACTION
    QUOTES FROM SEA BEYONDERS
    LUNA ROSSA PRADA PIRELLI AND UNESCO ANNOUNCE A NEW PARTNERSHIP

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