カルメロ・イスグロ
イスグロは、生物学者およびMuMaミラッツォ海洋博物館創設者兼ディレクター。マッコウクジラのシソの骨を回収し復元した経験を持つ、
プラダとユネスコIOCのSEA BEYONDer(「Sea Beyond」は、プラダ・グループとユネスコの政府間海洋学委員会(IOC)による、持続可能性と海洋保護に対する意識向上を目的とした教育プログラム)です。
メッシーナ大学自然史博物館技術科学委員会のメンバーでもあり、多数の大学、研究機関や協会と協力しています。
過去にピエロ・アンジェラが授与したことのある名誉ある「Cavaliere del Mare(海の騎士)」の称号を、Marevivo協会のロザルバ・ジューニ会長より授与しています。
長年にわたってイスグロは、海の保護と座礁など困難な状況にあるクジラ目とカメ目の回復に取り組んできました。2017年には、マッコウクジラがエオリア諸島の沖合で違法漁網によって死んでいるのが発見され、胃の中から大量のプラスチックが見つかったことで話題となりました。イスグロは、後に「シソ」と改名されたこの10トンのマッコウクジラの骨格の回収を一人で成し遂げました。さらに骨格を復元した後、ミラッツォの古代城に1529年に建てられた教会で、後に軍事要塞となった建物の中にMuMaミラッツォ海洋博物館を創設しました。2019年には、同博物館においてイタリアのセルジオ・コスタ環境大臣との会議を開催。
ウミガメからマッコウクジラの「ファーリー」やクジラの「コダモッツァ」などの大きなクジラ目まで、苦しんでいる野生動物を救助する多数の活動に協力してきました。
イスグロは幼稚園児から大学生までを対象に、科学の普及と環境教育に携わっています。
Striscia la Notizia(Canale 5)、Le Iene (Italia1)、Geo (Rai3)、Kilimangiaro (Rai3)、Lineablu (Rai1)、Lineaverde (Rai1)など、多数のイタリアのテレビ番組とも協力し、毎週日曜日午後1時30分から放送されるCanale 5の番組「L'arca di Noè(ノアの方舟)」の「Pillole di blu」コーナーの編集を担当しています。