HIGHLIGHTS
目的と価値観
2020年にローンチされた「Sea Beyond」プロジェクトの第1弾は、4か月間にわたって中等・高等学校のネットワークを対象に国際的な規模で実施されました。
海洋に対する意識向上と海洋の価値をテーマに、プラスチックによる海洋汚染問題、海洋を守るためにファッション業界が貢献している持続可能な製造法などを探求しました。
3月26日、「SEA BEYOND」オンライン授賞式の中で、プラダとユネスコIOCは、世界の中高生の企画による海洋保護をテーマにした啓発キャンペーンについて発表しました。
«第一回目となるこのプロジェクトでは、このような素晴らしい学生たちが海洋リテラシーを身につけ、国際的な海洋保護活動に参加し、その価値観の普及に努めました。自宅学習など様々なパンデミックの影響により厳しい状況が続く中で意欲・集中力を保つことは、教師にとっても生徒にとっても極めて困難でした。彼らの熱意には本当に心を打たれます。»
ロレンツォ・ベルテッリ、プラダ・グループCSR担当責任者
«海洋が直面している課題は地球規模のもの、すなわち一つの国や組織だけでは解決しきれないものです。海洋を利用するだけでなく、その保護や保全にも資する持続可能な海洋経済を実現するためには、科学者と意思決定者、そして民間セクターを巻き込んだパートナーシップが欠かせません。私たちはプラダ・グループとともに、この分野に世界中の学生をひきつけ、若いエネルギーと創造性を海洋リテラシーの高い社会へ舵を切るための原動力に転換したいと考えています。»
ウラジミール・リャビーニン、IOC事務局長兼ユネスコ事務局長補
優勝したのは、ヴィアロンガ(リスボン)のPortuguese school Agrupamento de Escolas de Vialongaの短編アニメーション「Redes circulares: Cerco ao plástico no mar」(「循環するネット:プラスチックの海」)です。この作品は、海の生態系を危険にさらす壊滅的なプラスチック汚染について描き、プラスチックごみを回収してアップサイクルする方法を提案するビデオです。