レヴァネッラのロジスティックスハブ

トスカーナ、レヴァネッラのロジスティックスハブは、製品のロジスティックスシステムに関する大規模な改装プロジェクトの中心です。建築家のグイド・カナーリによる設計は、周囲の樹木、人工の砂丘、ルーフガーデン、ガラスの壁、散歩道を配置して環境を尊重するとともに、従業員の健康促進を図っています。

総面積44,000㎡に及ぶこの施設は、8棟の建物からなります。その内3棟は、プラダ・グループのウェア、シューズ、レザーグッズの完成品の保管場所の再編成と合理化を目的としています。さらに3棟は、個別部門の品質管理と倉庫に向けた活動に利用されています。1棟には管理オフィスがあり、残りの1棟は社員食堂として使用されているパビリオンとなっています。

ウェアの品質管理が行われる建物は現在すでに使用されており、本館から完全に独立して、それぞれの商品の高品質を確実に保てるようになっています。このプロジェクトはまた、エネルギー効率の向上にも焦点を絞り、プラダ・グループの優れた最先端産業施設の模範となっています。この複合施設は、利用水量においてトスカーナで先駆的存在であり、地熱エネルギーに基づく「夏季／冬季」空調システムを装備し、環境保護を実現するために最新技術を効果的に活用しています。それぞれの建物には太陽光パネルとLED照明が設置されています。

ロジスティックスハブの最新パビリオンは、地上から高さ10mに位置する1,200㎡のパーゴラまで縦に伸びるカーペットのような形で、日除けの役割を果たすつる草が特徴の社員食堂です。これは見た目のインパクトとしての効果に加え、数多くの木々とともに二酸化炭素を吸収し、この下で食事をとる人々の健康にも貢献しています。