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    2021年3月

    PRADA S.P.A.が2020年12月31日までのグループの決算を承認

    厳しい状況ながら優秀な成績

    Key highlights

    • 下半期は、世界全地域における国内消費の伸びにより、小売売上高が目覚ましく改善
    • 12月の小売売上高は、ヨーロッパを中心に再ロックダウンが実施されたにも関わらず、2019年の水準を上回る傾向
    • 2020年度のオンライン売上は2倍以上に急成長 
    • 卸売の合理化を継続
    • 下半期のEBIT(利払前・税引前利益)は非常に好調
    • 効果的なサプライチェーン管理により、過剰在庫を回避
    • 下半期は強力なキャッシュフローを創出 
    • 純財務状況の大幅な改善

     

    Key figures

    • 純売上高合計は24億2,300万ユーロ、恒常為替レートで24%減(下半期は-8%)
    • 小売売上高は恒常為替レートで18%減(下半期は-6%)
    • 卸売売上高は恒常為替レートで49%減(下半期は-20%)
    • EBIT(利払前・税引前利益)は2,000万ユーロ(下半期は2億1,600万ユーロ)
    • 純財務状況は-3億1,100万ユーロ、2019年12月の-4億600万ユーロから改善

    ミラノ、2021年3月10日 - 今年度上半期はパンデミックがグループの事業に最大の影響を及ぼしましたが、売上高は各地で5月から徐々に増加し、10月と12月は2019年の同月と比較してリテールの完全回復の水準に達しました。

    経済危機に対するプラダ・グループの対応は迅速で明白な上に、広範囲に及ぶものでした。各事業部門はそれぞれの活動を見直し、従業員の安全とお客様を最優先する体制を採用しました。

    パンデミックの影響でデジタル革新が加速されたことで、プラダ・グループのオムニチャネル戦略が強化されました。Eコマースチャネルの売上は2019年比で3倍となり、デジタルチャネルにおけるグループのブランドレレバンスが向上しました。

    2020年には重要な戦略的プロジェクトを優先するために投資プログラムを改訂しました。また、ブランドの存在感を減じることなく一部のマーケティングイニシアチブをキャンセルまたは延期し、選択的支出を削減しました。同時に、各国での店舗の再オープン時に、専用のコミュニケーション戦略を柱とするポップアップやスペシャルインスタレーションなどの重要なプログラムを実施しました。

    これらのイニシアチブにより、2020年下半期においてパンデミック前の収益レベルまで完全に回復し、グループの通年の営業利益はプラスに転じ、財務状況の純変動は年度初めと比較して大幅に改善しました。

    プラダ・グループのCEO、パトリッツィオ・ベルテッリは次のように述べています。「困難な一年であったにもかかわらず、従業員のコミットメントと強い責任感のおかげで、当社は自らが設定した目標を達成することができました。市場の変化に迅速に対応し、地元のお客様との関係を強化したことで、下半期には観光客の不在をほぼ完全に相殺するだけの売上を獲得することができました。良好な収益性を達成し、大規模なキャッシュフローを生み出すことで財務状況を改善しました。これらの結果は、パンデミックの最も危機的な状況が終わり次第、回復に向かうという確信を与えてくれます」

     

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    2020年度決算 - 2021年3月10日
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