HIGHLIGHTS
目的と価値観
ミラノ、2020年9月24日 - 「Dialogue(対話)」を本質とするプラダの2021年春夏レディスファッションショーは、現在進行形のクリエイティブな会話を表現した、共同クリエイティブ・ディレクターのミウッチャ・プラダとラフ・シモンズによる初のコレクションです。二人のこの最初の提案は無数に存在する可能性の最初の例で、それぞれの視点が交わる対話の一部としてプラダを表現しています。それは価値とイデオロギーの定義であり、再定義。プラダが意味するものを、その本質から探っています。
二重性と多元性は常にプラダの辞書に存在しています。異なる要素、アプローチ、分野を並置し、相反する中に逆説的な調和を見出します。バーチャルファッションショーが行われた空間は、OMA/AMOが考案したパーソナルで親密な物理的空間です。テクノロジーは、装飾と機能が組み合わされたモニターとカメラのシャンデリアとして登場し、人が通過するたびにダイナミックなバレエのように動きます。
人間と機械の間で対話を試みながら、本能と論理という概念が姿を現します。両者はまったく正反対のものでありながら、創造性についての本質的な対話を交わしています。そしてどちらもプラダそのもの。世界についての深い思考と、刺激に対する自然な反応。現実を映し出す、もう一つの逆説的な対話です。