HIGHLIGHTS
目的と価値観
SEA BEYONDが、
ヴェネツィア大学財団の
「FOLLOW THE ICE – THE MEMORY OF GLACIERS」をサポート
プラダ・グループとユネスコ-IOCは、ヴェネツィア大学財団を支援し、学校教育の中で氷河の素晴らしさを伝え、新たな研究プロジェクトに貢献していきます。
2025年3月21日、ミラノ - 世界氷河デーに、プラダ・グループとユネスコの政府間海洋学委員会(ユネスコ-IOC)は、SEA BEYONDプログラムの一環として、ヴェネツィア大学財団のプロジェクト「Follow the Ice - The memory of Glaciers(氷を追う - 氷河の記憶)」を支援することを発表しました。同プロジェクトは、自然、景観、文化、科学資源としての氷河の重要性に対する意識を高め、同時に研究活動を行うことを目的としています。
今回の協力には、来年9月から開始される世界各地の中等・高等学校を対象とする教育モジュール「SEA BEYOND」の第4弾の教材開発が含まれます。文書、インタラクティブなアクティビティ、科学者とのライブウェビナーを通じて、氷河のライフステージから、雪に覆われた山から海への水の移動や長期にわたる気候情報の保存における氷の重要な役割まで、さまざまなトピックにわたる多くの科学的なテーマが取り上げられます。
このプロジェクトでは、教育的側面と科学的側面が並行しており、山岳氷河環境の代表的かつ象徴的な地域での3つの研究ミッションが予定されています。イタリア国立研究評議会極地科学研究所(CNR-ISP)とヴェネツィア大学環境科学・情報学・統計学部が企画する探検には、グランコンバン山塊(ヨーロッパアルプス)のコルバシエール氷河、バルトロ氷河(パキスタン・カラコルム山脈)、ニュートントッペン氷河(ノルウェー・スヴァールバル諸島)が含まれ、深部氷床コアの採取を共通の目標としています。このサンプルは、その後ヴェネツィア大学とCNR-ISPの実験室で分析されます。各採取地のコアの1つはアイスメモリー財団に提供され、南極で保存して、未来の科学者たちが最新のテクノロジーを使用して気候の変化を研究できるようにすることを目的としています。