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2024年12月11日、ミラノ、東京 - プラダ 青山・エピセンターにて本日、「SEA BEYOND」をテーマとした「Prada Possible Conversations」が開催されました。「Possible Conversations」は、世界中の思想家、文化人、科学者、ファッションリーダーが集結し、各地のプラダのエピセンターで行われるトークイベントシリーズです。トークには、プラダの世界の多元性と多層的な情熱が反映されています。

今回の「Prada Possible Conversations」は、5月にニューヨークのプラダ ブロードウェイ・エピセンターで行われた前回に引き続き、再びエミー賞ノミネートの経歴を持つ環境写真家・アーティストのENZO BARRACCO エンツォ・バラッコとユネスコ-IOCシニアプログラムオフィサーのフランチェスカ・サントロが登壇しました。さらに海洋エコシステムの理解と保護促進を目的とする組織、全米海洋教育者協会(NMEA)を代表してメーガン・マレロ氏とジョアンナ・フィリッポフ氏も参加しました。これらの専門家は、取り組みに参加するよう参加者を鼓舞することを最終目標として、海洋保護と環境管理の緊急性について、また知識の普及と意識向上において科学の助けとなりうるアートと文化の有益性について話し合いました。魚類学者のさかなクンもビデオメッセージを通じてトークに参加し、意見を述べました。

「Prada Possible Conversations」と併せて、ENZO BARRACCO エンツォ・バラッコ氏の最新書籍『The Blue on Fire, Hawai’I』から抜粋した、ハワイ撮影旅行の写真展のオープニングが行われました。イベント中に紹介されたこの書籍は、ハワイの島々の美しさと脆さを同時に捉え、この地の生物多様性の意識向上に貢献する写真集です。序文は、プラダ・グループCSR担当責任者のロレンツォ・ベルテッリが執筆しています。これまでの海洋保護への取り組みが評価されSEA BEYONDerに任命されたENZO BARRACCO エンツォ・バラッコ氏は、アートフォトの持つ即時性が知識の普及において重要であることを強調しました。

イベントではさらに、プラダ・グループがサポートする「SEA BEYOND」の枠組みの一環として、私たちのかけがえのない海を守る次世代の担い手を育成する教育イニシアチブの支援が発表されました。ニューヨーク州、コネチカット州、ニュージャージー州の16の学校を「ブルースクール」にしたNMEAとの初の協働プロジェクトに続き、ハワイの10校が加わり、同じ恩恵を受けることになります。

日本では、著名な魚類学者であるさかなクンがキャプテンを務め、子どもたちや若い世代に海の大切さを伝える活動を行っている「SD BlueEarth・青い地球を育む会」をプラダ・グループが支援します。この寄付により、子どものための探究型学習を促進するさかなクンチームは、東京湾の海洋生態系に関する子ども向けの授業やワークショップを実施する予定です。

ENZO BARRACCO エンツォ・バラッコ氏の写真は、2024年12月29日までプラダ 青山店にて展示されます。