HIGHLIGHTS
目的と価値観
ミラノ、2022年9月30日 - ミラノで毎年行われるグリーンウィークプログラムの一環として、プラダ・グループは、2030年までにメトロポリタン都市ミラノに300万本の木を植えることを目指す都市森林再生プロジェクト、Forestamiと提携し、シンポジウム「研究の中心と職場デザインにおける自然」を9月30日(金)にミラノ・トリエンナーレで開催しました。現在、自然が人々の健康に果たす役割が注目されていることによるものです。この機会に、プラダ・グループでは、Forestamiプロジェクトと引き続き協力し、来年から支援を開始することを確認しました。
プラダ・グループCSR担当責任者のロレンツォ・ベルテッリからのメッセージから始まったこのイベントには、建築家のステファノ・ボエリ(Forestamiの科学委員会会長)とプラダ・グループの「ガーデンファクトリー」のデザイナー、グイド・カナーリが参加しました。グイド・カナーリは、長年にわたり自然をデザインの主要な要素とする実験的プロジェクトに携わってきました。建築家でジャーナリストのシルビア・ボッティの司会による討論には、外科医で研究者、パヴィア大学第3ミッションのプロレクターであるヘラス・セーナが人々の心身の健康にもたらす緑地の影響について分析し、Forestamiのミラノ ポリテクニック科学ディレクターのマリア・キアラ・パストールも参加しました。
グイド・カナーリはスピーチの中で、プラダの最新プロジェクトである、アレッツォ県レヴァネッラのロジスティックスハブのデザインを解説しました。特に注目されたのは、先週公開されたばかりの植物に覆われた1,500m²のパーゴラのある食堂の建築です。
「建築は言葉だけでは表せません。見た目の美しさや感触、重視しているものにも価値があります。「プラダのプロジェクトでは、主な目的である、可能な限り自然光や植物を取り入れることに細かく配慮しました」。
ロレンツォ・ベルテッリはこのように語っています。「Forestamiとの提携は、プラダ・グループの環境や事業を行っているコミュニティへの貢献をさらに一歩前進させました。これは、プラダの『ガーデンファクトリー』の背景にある理念とミラノの街のグリーンスペースへの貢献とのアナロジーでもあります。このプロジェクトでは、人々に話題にしてもらい、積極的に参加してもらうことを目指しています。」
「Forestamiを支援してくれた、ミウッチャ・プラダ、パトリッツィオ・ベルテッリ、ロレンツォ・ベルテッリに感謝します」 こう語るのはステファノ・ボエリ。「グイド・カナーリのプラダのプロジェクトは、典型的な建築の厳格さと自然の予測不能さを想起させます。明白に相反する要素は、プラダの創造的な革新性の中に見出すことができます」と付け加えました。